花弁のように降り積もる悔恨を柔らかく踏みしだく前に木枯らしが奪い去る吹き溜まる桃色の溜息に冬は恋をした あなたの背中に降りしきる黎明の雪首筋にほどけていく結晶をわたしはつぶさに見つめている 振り返らないで もう一瞬少しだけ怖いから 瞳のなかに…
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