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メビウスの輪〜未熟と成熟の無限ループ 

子供が未熟であることを非難する人はいない。
魂が未熟であることも同じではないかと思う。


未熟なのは悪いこと、成熟するのが良いこととジャッジするのは意味がない。
未熟だからと劣等感を覚えることもない。
二元性について何でも言えることだと思うけれど、片側がよく片側が悪いと決めつけるのは、この次元の巧妙な罠にかかった状態。


未熟なものが時間の経過とともに成長し成熟に至る、そのような直線的な時間軸で捉えないで。
すべては直線ではなく、輪のようになっているんだろう。ひねりを加えたメビウスの輪みたいな。
未熟から成熟へ、そしてまた違った未熟へと帰ってくるのかもしれない。


その環を巡ることに始まりも終わりもない。どこかに到達点があるのではなく、どこかが上でどこかが下ということはない。どこかが優れていてどこかが劣っていることもない。どの部分をとっても輪の一部で、同等な価値を持つ。
この視点で全ての二元性を捉えると、片側が正しく片側が間違いだと偏ることがおかしなことに見えてくる。