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隕石の堆積場

未亡人

愛する人に先立たれて、心から絶望しました。生きる希望を完全に見失い、何度後を追おうと思ったかしれません。
それでも生きないといけないと思いました。そうしないと、あの人に怒られると思ったからです。これから新しい出会いがあれば、すぐにでもその人と一緒になって、仲良く手を携えて生きたいと思います。なぜって? 私がそうしたいからじゃないんです。それを、彼が望んでいるからです。そうしないと彼が納得しないからです。彼に怒られたくないからなんです。
彼を忘れて再出発したいなんて、本当はこれっぽっちも思っていないんです。できることなら、これからもずっと彼のことだけ想っていたいんです。でも、彼を悲しませることはできませんから。


そう語っていたのが私自身なのか、他の誰かなのか、ドラマか映画の台詞だったのか、まったく覚えていない。