SITE MÉTÉORIQUE

隕石の堆積場

生霊の血潮

身体をとび出して 魂だけが彷徨う
身体と 心と 魂の輪郭が 僅かにずれたまま
乱視の瞳で見つめる世界
何重の可能性が見える 美しい幻視に酔う
幾つもの世界に 同時に存在する
此処にいながら 在りたい場所にも存在する


霊となってまで 貴方のそばに在りたい
それは哀しい切望だったけれど
ほんとうには此処にも 在りたい所にも存在しない
輪郭が外れたままでは 何処にも属することができない


永い時を生霊として彷徨った
それも永い夢だった
目醒めれば 貴方は何処にもいない
けれど 私は此処にいる
脈打つ血潮を数えながら
地球の核まで届く 数えきれない命の根を伸ばして