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真実の鏡の法則

目の前の人は自分の鏡だ というけれど
目の前の人の言動に腹が立てば立つほど
それが自分の鏡だということが受け容れられなかった

苛つくその人の行動が自分の写し鏡だなんて
自分も同じような嫌な部分を持っているということだ
自分もあの人と同じような最低の人間なんだ って

そうじゃなくて
目の前の人の許せないところは 自分に対して許していないところを示している


好き勝手に自分の理屈で行動する人に苛立つなら
好き勝手に自分の理屈で行動することを 私自身に許していないってこと
やりたいことをやりたいようにする自由を自分に与えていないということ

自慢話に腹が立つなら
私自身が自慢することを許していないってこと
自分はできるんだ凄いんだと思うことを自分に許していないということ

何度もしつこく話しかけて絡んでくるのに腹が立つなら
私自身が人にべったりと甘えることを許していないってこと
甘えるのは悪いことだと判断し 裁いているということ

自己中心で我が儘なのに腹が立つなら
私自身が自分を最優先に考えることを許していないということ
我が儘な振る舞いは悪だと 決めつけているということ


これが本当の「鏡の法則」だった
理解する土壌が汚れていると 本質まるごとを歪めて受け取ってしまう

自分の負の側面にフォーカスしてそこへ向かい合うことを許していない
半分ある負の側面を見ないようにしていたら 許すこともできない
何もかもが自分を否定するというベクトルへと向かってしまう

否定しているのは目の前の人でなく 自分自身

 

癒やされていないことは汚れたままだということ
淀んだままだということ

美しい水に身を晒し 静かな流れに身を清める
時の流れというものを 初めて美しいと感じた