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隕石の堆積場

競争のない世界に生きたい

足の速い人同士がどちらが速いかを競い
クイズ王同士がどちらが知識豊富かをを競い
社員がどちらが先に昇進するかを競い
ママ友同士もなんとなくの空気でマウンティングする
スピリチュアルな人々もどちらがよりスピリチュアルかを競ったりして
どこに属しても競争がある
一見ないように見える場でさえも

子供の頃から競うことが大嫌いだった
勝つより負けるほうが気が楽だと思った
それは一種の負けず嫌いで
真剣勝負して負けるくらいなら初めから負けを選ぶという
「逃げ」なのだろうと自分を裁いていた
私は勝負から逃げているだけの卑怯者なのだと

自分のなかの競争心が大嫌いだ
人と自分を比較して
人に負けたくないという思いが苦しいから大嫌いだ
やはり人一倍プライドが高いから苦しむんだ
そう思ってきたけれど
それだけではない

競い合って切磋琢磨する それを美徳としている
そういう場に置かれてきたからだ
その空気の中で生きてきたからだ
確かに 競い合うことでより高みに達する
競い合うことなしにはそれほどの高みに達することは
できないのかもしれない
ライバルがいるからこそ成長できるのだと
それは健全な競争意識として美化されてきた

高みに達して 満足して 自分を誇りに思うだろう
それが社会に貢献することになるのかもしれない
社会も 別の社会と競争し より成長しようとする
どこまでも貪欲に上を目指して

それが何だというのだろう
それでどうなるというのだろう
どこに辿り着くというのだろう
目の眩むような高みの先に 何があるというのだろう

この小さな手のひらに 何が残るというのだろう
光に還った後に 何が残るというのだろう

競争の全くない世界に生きたい
自分の生きる世界を そのように造り替えたい
いつかどこかじゃなく この瞬間この場所で

 

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