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愛する人の中で生きる

ネルが虹の橋を渡ったその晩、寝付けずにぼんやりとしていた時、啓示のようにメッセージを受け取った。ネルが言っていた。わたしはこれからマミーの体の中に入って、マミーの人生を一緒に生きるんだよ。いつも一緒にいるんだよ。

テレビをつけたままにしていたら、たまたまやっていたドラマで同じような台詞があった。人は死んだら、愛していた人の体の中に入っていって、その人の人生を一緒に生きるんだと。その人が死んだら、また別の誰かの中に入っていく。だから、ずっと誰かの中に生き続けると。

ネルちゃんもシルくんも、私の中に今も一緒に存在している。彼らの魂は、魂の世界に帰っていっただろうけれど、その一部が私の中に残って、私の人生を体験している。

愛する存在が次々にいなくなって、寂しくなったようでも、私の中はだんだん濃密になって豊かになっている。
たくさんの愛する存在が入り込んで、体という器が窮屈になってきた時、人は魂の世界に帰ろうとするのかもしれない。なんて豊かなことだろう。