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副反応

母が5回目のコロナワクチン接種後、帯状疱疹を発症してしまった。何となくだけれど嫌な予感のようなものがあり、今回のワクチンは打たなくてもいいんじゃない?と母に言おうとしたけれど、既に予約をしてしまった後だったし、母の真面目な性格から言っても予約してしまったものを取り消すということを良しとしないだろうと思ったので、何も言わず黙っていた。
今となっては後の祭りだけど、何とはなしに感じたあの不快感をもっと大事にして、強く言えばよかった。とても痛がっているので申し訳なくなる。

あの虫の知らせのような感覚、本当に小さな小さな囁きに耳を澄ませて、それを捉えたら増幅して、聴取可能なまでに育てなければいけなかった。直感を素直に受け取ることをいつも念頭に置いていたはずなのに、自分事でなかったのもあったのか、全く素直にならずに力任せに蓋をしてしまってたんだ。

コロナワクチン接種の直後だったので、関連があるはずだと思って検索してみたら、やはりコロナ罹患の後遺症として、またワクチン接種後に、帯状疱疹を患うケースが増えているらしい。現場の医師の肌感覚では大幅に増えていると感じるようだけれど、関連性が証明できるわけではないし、コロナ下の精神的ストレスによって発症したという、何でもストレスと関連付ければうやむやにできる必殺技によって、ほぼ覆い隠されていると言って良いのではないかと思った。
アメリカでは、コロナワクチンと帯状疱疹発症の因果関係は認められないというデータまで早々に発表されていたとか。これ、信頼していいの? 薬屋さんと仲良しの人達が便宜を図った? 恐怖を煽って囲い込むやり方を、政府ぐるみでやっているとしたらどうしようもない。

身体に異物を入れるのに抵抗があり、私は一度も接種していない。接種していない事を病院などで明言しても変な目で見られたこともないし、何の問題も感じたことがない。その判断は正しかったかもしれない。

薬もワクチンもごく稀に副反応が出るのではなく、効能と同等かそれ以上の副作用があると思っていたほうがいい。今飲んでいる抗鬱薬も、目眩や痺れなどの副作用は感じているし。時折、目を閉じている時、闇の中に幾何学模様のようなものが万華鏡を覗いているように見えることがある。以前別の抗鬱薬を飲んでいた時はもっと頻繁に感じたのを思い出す。その時は怖くなって、効き目もあまり感じなかったこともあり服薬をやめてしまった。脳が幾何学模様に侵食され、支配されていくような──薬は生命体の調和にとっては異質なものでしかないと知らしめられるその感覚。

今回の薬はよく効いたので、減量しながら飲み続けているけれど、早く飲まなくて済むようになりたい…。とはいえ、薬のおかげでこれだけ回復しているのだから、感謝すべきか。