人が 生まれながらに愛そのものであるのと同じように
向上心や何かを達成したいという願いを持たない人は いないんだと思う
だから無理矢理に向上しよう達成しようと 必死になる必要はない
足りないところにばかり注目し
自分を責め 虐げることに常に意識が行ってしまう
知らず知らず 他人と自分を比べ
自分の至らない部分を探し 叩こうとしている
そうしなければ成長できないと血眼になっている
向上心と自虐が同じものになっている
自虐すればこそ進化があるという どこまでも根深い思い込み
気づいたなら 自分を『抱擁椅子』に座らせてあげる
自分をギュッと抱きしめ内側を向かせるだけで深く安心する
成長も 達成感も要らない
それは求めるものでなく やってきたときに味わう おまけのようなもの
道徳の教科書のような精神論を捨てることで
本来の自分に還っていける
死ぬ瞬間に よくやった と思えるならば それでいい
抱擁椅子 ──『ウ・ヨンウ弁護士』の記事参照