SITE MÉTÉORIQUE

Dépôt de Météorites

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

不完全であることが完全

ネガティブを手放しましょう 抵抗をなくしましょういい気分で居ることを選択しましょう 自分を愛しましょうって言ってもどうやって?はどこにも書かれてないどうやったらできるのかがわからないのに 手放そうとして手放せるものはないと思う消しても消しても…

研ぎ澄まされた緊張が解き放たれる瞬間

『弓』 キム・ギドク監督の2005年の映画を観た。 舞台である大海原をたゆたう船と同じく、夢幻の中をたゆたうように、物語は独特のテンポで進む。原色の散りばめられた背景。極彩色の仏画──。老人と少女は、世界と隔絶された一艘の船の上で生きている。そこ…

説明する文章が書けない  

誰もに届きやすいように、噛み砕いてわかりやすく説明する文章というものがどうしても苦手。説明しているうちに、はじめ自分が感じた衝動、それを書きたいと思ったきっかけになった内的な動きをだんだん見失っていってしまうような感じ。説明するという左脳…

ちいさなもの

おおきなものより、ちいさなものが好き。大輪の花より、小さい花が好き。大勢でいるより、少人数が落ち着く。大音量より、耳を澄まさないと聞こえないようなものが好き。 賑やかさよりも、やわらかな静寂が好き。多くを語るより、透き通る沈黙が好き。大袈裟…

サイボーグ

ある朝、母の顔を見ると大きくむくんでいて、目の下の皮膚もかなり青黒くなっていた。私はなにかの病気ではないかと心配になった。母に話しかけるが、受け答えがどうにもとんちんかんだった。尋ねたことと微妙にずれた答えが返ってくる。 おかしいなと思いつ…

青いインクと鉄瓶の中の生態系

真っ白な便箋に手紙をしたためていた。それは投函することのできない手紙だった。相手に見せてはならない、秘めた恋の手紙。ただ自分のためだけに、心のうちをさらけ出す。自分に決着を付けるための手紙だった。万年筆を手に取り、ブルーブラックのインクで…

香りの轟音

近年、家に出入りする業者さん、ガス屋さんとか、電気屋さん、工務店の方など、皆申し合わせたように同じような香りの香水を付けている気がする。メンズ仕様の、柑橘メインでややシガーっぽい苦味のある、よくある香り。お帰りになった後も、換気しても一時…

傾きのもたらす恐ろしい罠

自分が醜いことを受け入れられず受け入れられないほど心が弱いことを受け入れられず弱いことを恥ずかしいと思っていることが恥ずかしく幾重ものトラップにはまっていたから解けなかったんだろう 受け入れるも受け入れられないも対極にあって本質は同じものだ…

カテゴライズ

分類するのに不可欠な必要悪? カテゴライズが苦手でどうしても違和感を拭えない。ひとつの存在の中に様々な側面があり、その比率も角度もそれぞれ全く違う。それによって唯一無二の輝きが生まれる。端数を切り落として単純化しなければ、それに妥協しなけれ…

陽光と交わる花

『菜食主義者』 ハン・ガン著 読了した。アマゾンのカートに入れっぱなしにして三ヶ月ほど、ようやく勇気を出した。以前にも少し触れたけれど、この作品を映画化した『花を宿す女』を先に見て大変な衝撃を受けていたので、強く揺さぶられるのが怖くてなかな…

死刑判決

駅を降りて、千人ほどを収容する小さなホールへ向かう。駅前は既にネオンサインが点灯し始め、家電量販店から大音量で流れる宣伝音楽がうるさかった。最後の審判を受けるような心持ちで足を進める。ホールは駅前の喧騒と裏腹に、閑静な環境にあった。薄闇に…

迷ったら、やらない

迷うのなら それは必要ないということだ迷ったらやってみるという人もいるけど 人生を複雑にするだけでは私にとってはそんな気がする 迷ったらやる方が経験値を増やせるし いいことだと思っていたからそれを正しいとして傾いていたから 反転して苦しくなった…

セラミックの死体

『セラミックの死体』という名の、女性お笑いコンビがいた。非常にダークなネタ、廃墟のような空気感。社会風刺も絡ませ、最高にシュールな切り口でアバンギャルド。彼女らはいつも、衣装のどこかに紫色を取り入れる。それも、ラベンダーなど優しい紫ではな…

シュレーディンガーの猫を理解しようとする

『シュレーディンガーの猫』という有名な思考実験。私は物理はさっぱりなので、難しいことはわからないし、的はずれなことを書いているかもしれないので悪しからず。 「物がどのような形態であるかを決定づけるのには、それを観察している存在が無くてはなら…

「客観的」の本当の意味

人がどう思っているかなんて本当にどうでも良くなった「客観」の意味が取り違えられていた他人から見てどう見えるかを意識するのが客観なのではない自分と 相対になる外部と 両極を同時に見ることが 本物の「客観」 二元性の両極が同時にあることを常に見る…

納得できる自分という虚像

理想的な自分なんてものが幻想なんだ納得できる自分の状態でないと恥ずかしい昔 頑張って出来てたことができなくなって 納得できる自分に底上げすることができなくなった それは素晴らしいことだったそのために「納得できる自分」が幻想だと気付いたから 鬱…

三白眼の男性

私は音楽室にいた。午後の日差しが斜めに差し込み、細かな埃が踊る様子が光の中に浮かび上がる。どこかノスタルジックな光景。ピアノの鍵盤を叩く。長い間調律されていないピアノは、若干音程がずれていた。その音色が余計に郷愁を掻き立てるように感じられ…

真っ白な狂気

枠の外へと出ることは正気を失うことじゃない秩序を見失うことイコール狂気だと思うなら 一度狂ってみたら良い中にいる側は外へ出たものを排除しようとする自由な光の瞬きを意識下で羨んでいるから脱落ではなくいち抜けたのだ 檻の形に合わせて自らの枝を切…

否定的なものを生む必要がなくなる

否定的なことも肯定的なことも全部肯定することが ありのままを受け入れるということ全部肯定しかしていないのだから 「肯定的な発信」しかしていないその時 否定的なものを生む必要がなくなって 肯定的なものしか生まなくなる

自分が自分の絶対の味方であるなら

ホッとする方を選んでたら 何もしないで変わらず今のままが一番ホッとするのでは?と疑ってた光が差すように感じられる方 あったかいような感じがする方選択の時の基準どちらにせよ選択によって運命が変わるといったことは本当はないから深刻にならずに 『素…

罪を赦されるということ

『一房の葡萄』という有島武郎の短編が好きだった。何百回と読んだので子供の頃はほとんど暗唱できるほどだった。赦されるという体験を求めて、私は何度でもその本を読んだ。 絵の好きな少年は、港に停泊している外国の艦船の絵を描きたかったけれど、舶来の…

極を消滅させる

成功を望む欲というエゴと 失敗したくない不安というエゴを ぶつけて消滅させられる自信を持ててる自分と 不安な惨めな自分をぶつけ合ってやった!と飛び上がるような感情と 苦しくて不安で仕方ない感情を自分が綺麗だと思うときのエゴと 不細工だと思うとき…

想念が持つ匂い

これをエンパスというのかどうかわからない人の考えていることが具体的に読み取れるというわけではないけど想念の波動が持つ匂いのようなものを感じ取ってしまう息を止めない限り 匂いだから勝手に入ってきてしまう それを分析解体して 意味を把握することは…

蕎麦屋と8桁の数字

カレンダーを見ると、今日は18日だった。それに気づいて愕然とした。今月末には帰国する予定だったはず。それまでに航空券の手配をし、荷物をまとめて部屋を開け、することがたくさんあるのにまだ何もできていない。友人Kと話し合って、数週間各国を旅して…

何もしないということ

もう疲れちゃって 精神的にどうこうしようと頑張るのもう嫌自分を変えようと頑張るのもう嫌ハイヤーセルフでも天使さんでもいい助けて外側を教師にして内面を見つめるのももう嫌楽に生きたい何も考えたくない それでよかったんじゃないの 元々?ちっぽけな頭…

丹精込めて育てた花壇

人に心を開くなんて怖くてできないとインナーチャイルドが泣く丹精込めて育てた花壇に土足で踏み込まれるような感覚がするだから人が嫌いって 心を無理やり開かなくていい私の心から光が放射されているのをイメージだけすればいい人とつながることではない …

大嫌いと大好き

自分が大嫌いなのは 自分が大好きだから嫌いだって気持ちもそのままでいいんじゃないほんとは好きなんだもん 自分を好きな自分が大嫌い自分を嫌いな自分が大嫌い どっちだって同じだ嫌いなものを好きになれって言ってもできないじゃない

スキー場で消えたバスルーム

スキー場らしき雪山に来ている。麓のペンションに戻るともう日暮れだった。夕陽が山際を蕩かして、紫色に滲んでいく。影が伸びて、やがて輪郭を失っていく。ペンションには団体客がいて混み合っていた。私もその一員のようだ。ここで着替えたり食事をしたり…

地球の分岐点を過ぎると

父は 私の人生にはじめから存在しなかったそんな風に思ったらどうだろうと、ふと考えた 幼い頃 母と二人で れんげを摘んで首飾りを作ったり車に乗ってデパートへ出かけたりスキーに行ったりレストランで食事をしたりそのどの場面にも父はいなかった楽しい思…

身体は魂のなかにある

肉体は 魂という大きなエネルギー体の一部魂が 身体を脱ぎ捨てていくのじゃなくて身体は形を変えて 魂の中に取り込まれるのだと思う本来の形に戻るだけ 身体を失うことを 手触りや温もりを失うことを 寂しく思うことは無いのだこの世界を去った者はみな 彼ら…