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Dépôt de Météorites

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

世界経済の終焉と輪廻

近い将来、世界の経済のシステムが大きく変わるのではないかという気がする。根拠をうまく説明できないし、それほどの知識もないのだけど、いろいろ調べるとますますそんな気がしてくる。今のような、株式や為替の実態を伴わないマネーゲームのような部分は…

ピルグリム・ブラザーズ

玄関のドアを開けると、見慣れない三人組が立っていた。二十歳くらいの若い男性二人と女性一人。彼らは皆、ちょっと不思議な格好をしていた。薄汚い感じの古着を重ね着し、穴の空いたジーンズをはき、顎くらいまでの長さのドレッドヘア風の髪型、そして首に…

できることとできないこと

できないことを できるようになりたくて仕方なかったできないことばかりに心を傾けて 劣等感を自ら刺激してできるようになるための努力をしたかったけれど ろくな努力ができなかった余計に自信をなくしていった 努力ができないことも「できないこと」のひと…

新聞広告

夢の中の私には密かに片想いをしている人がいて、彼が離婚したという週刊誌の記事を、新聞の中に見つける。朝早く、一通り新聞には目を通したはずなのに、その時には見つけられなかった。なぜ見逃したのか、不思議だと思った。 ずいぶん前に注文した洋服が到…

残り物

小学6年のとき、クラスにいじめがあった。女子は20人余りだったけれど、そのうち15人ほどが大きなグループを形成していて、そのグループ内で、一人ずつターゲットが移動していき、残りの全員がいじめに参加する形だった。無視をするというのが基本で、…

三枚におろす

両脚を揃えてみると、左脚の方がかなり長かった。いつからこんなに脚の長さに差ができてしまったのだろう。歩くと体が安定せずガタピシして、うまく歩けないので、病院に行った。 対応した医師は、かかりつけの歯科医によく似ていた。その医師はいつものよう…

二極化の極み

批判されたら無条件に フェイクだ 陰謀だ 捏造だと言い返し相手にうその嫌疑をかけ 捏造した罪をかぶせる相手はそれを フェイクだ 陰謀だ 捏造だと言い返すしかなくどちらも同等に見えてしまう 巧妙なやり方 二極化の極みに どこでも同じような状況が起きて…

すみっこ暮らし

野草を食することの素晴らしさを語っているテレビ番組を見て、試しに食べてみるかと思い立ち、庭に出た。家の庭は現実のものより広く、畑のようだったけれど、畑のような秩序がなく、あちこちに不規則に何かが植えられている。モグラ叩きの穴みたいだ。その…

集団催眠

私はそれにふさわしくないと思ってしまうのは 私の傲慢さだった勝手に自分を裁いて価値を判断するのは どれほど傲慢なことか 価値基準を植え付けられ それに毒されたのは 私が悪いからではなく社会の集団催眠だからそれをただ返してしまえばいい もう要らな…

その人の前で

恥ずかしいという気持ちや 自分を否定する気持ちよりもっと近くにその人を入れてしまえばいい恥ずかしさも一緒に味わうほどに溶け合い混じり合うほどに 自己受容とは自分はイケてると心から思えることじゃない自分を深く許せることだ

旅人

ネガティブな思いは、旅人のよう。飢えて訪ねてきた旅人を、あんたなんか見たくもない、汚らわしい、消えてしまえ!と、追い払っていた。それでは、あんまり可哀想。旅人は、ただ渇きと飢えを癒したいだけ。この宇宙のすべてのものは、愛を求め合い、与え合…

むごい人生を何度でも

韓国ドラマ 『梨泰院クラス』「愛の不時着」と話題の双璧を成すこの作品も観てみた。私にとっては「不時着」よりずっと素晴らしく、胸に迫る傑作だった。 復讐は、する人の人生も破滅させてしまうことが多いけれど、このドラマでは、復讐は成功への原動力で…

瞑想が苦手

最近のマインドフルネス等が流行りだす遥か以前から、瞑想は大事なんだということを数え切れないほど見聞きしてきた。けれど、どうしてもうまく実践できず、苦手意識を持ってしまっていたみたいだ。思考を手放そうとすればするほど、思考に埋め尽くされる。…

オーディエンス

家でテレビを見ている。画面にはライブイベントのような映像が映っていた。母がやってくる。私はその映像を見ていることがとても恥ずかしくなる。 私はそのライブ会場にいる。次々とアーティストが壇上に現れては去っていく。たくさんの出演者の中で、ついに…

他者は存在しない

私ってくだらない カスみたいなものしか書けない私ってつまらない 何一つまともなことができない そう判断しているのも 私 世界で私一人だけ 他の人は全く関係ない 他の人がどう思うかを 私はコントロールできないだから他者は 存在しないのと同じこと私を否…