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地球の分岐点を過ぎると

父は 私の人生にはじめから存在しなかった
そんな風に思ったらどうだろうと、ふと考えた


幼い頃 母と二人で 
れんげを摘んで首飾りを作ったり
車に乗ってデパートへ出かけたり
スキーに行ったり
レストランで食事をしたり
そのどの場面にも父はいなかった
楽しい思い出に父がいる場面はひとつもない
ずっと母と二人で生きて来た
そう考えると本当に心が軽く、明るく、
あまりに軽やかで宇宙に飛び出していってしまいそう
心の中のしこりも全て消え、まっさらになったよう


地球がステージを昇って
新しいレベルに進化するという
そこについていく人たちと
古い地球に自由意志で残る人たちとがいるという
分岐点を過ぎると互いにはじめから存在しなかったようになるのだというけれど
それはこういうことなのか、こういう感覚なのか?と思った


決別する事ではなく
互いに干渉し合う事ができなくなる感覚
同じ場所にいたとしても、意識する事さえできなくなる感覚