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人の目に神を見る

人の目を見て話しなさいと、注意する声。幼い時から今に至るまで、人の目を見るのがとても苦手で、耳が痛くなる。知らない人の目を見るのも怖いし、知っているけど親しくない人も場合も、どうしても、変に意識しないと自然に見られない気がする。
緊張しないように、不自然にならないように、相手の眉毛を見ればいいとか、眼と眼の間を見るといいとか、色々試してきたけれど、これという方法が見つけられなかった。

だからか、アイコンタクトというものがよく解らない。子供の頃、私に向けて視線で合図されているように感じ、相手に向けて手を振ったら、自分の後ろにいる人に対してだったということがよくあり、身も縮こまるような恥ずかしい思いをして、相手の視線の先を上手く読めていないのではと自信がなくなった。

眼の中の光というのは、魂そのものを現しているように思える。その人の本質が現れ、その光を確かに分析することが出来たなら、魂のDNAのようなものが検出されると思う。
人の自意識の部分じゃなく、魂の本質を見るようにできたら、そこに恐怖なんて入り込めないんじゃないか。恐怖を感じるということは、私自身が自意識の部分で相手に向かい合っているという証拠なんだろう。

相手の中の神を見る、と言うと大袈裟だけれど、人々の根源にある愛にアクセスできればいい。それだけを見られるようになれたらいい。
そのためには、自分の中の愛の部分に触れているようにすることしかないのだと思う。愛として存在し、話し、行動すること。自分のすべてを赦すこと。