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良くしようとしない

やはり症状が再燃して、レクサプロ服薬を再開することになった。早く薬から離れたい、病院通いから開放されたいという気持ちが焦りを生んでいたかもしれない。はやくはやくと欲張りすぎて、断薬を早くしすぎたのかも。
未来に希望を持って今を生きる、ということを頑張りすぎていた。頓服のアルプラゾラムをとりあえず飲んでみると、力が抜けて薬効以上に心が楽になって自分でびっくりした。先のことを思い描かなくていい、今は身体の状態を良くすることだけに専念すればいいから、将来のことを意識から追い出すことができた。希望を持って生きるとか、良い人生にしようとか、それだって十分に精神の負担なんだってことだ。それも未来に囚われているということだ。

未来を心配するのはもちろん、未来を良くしようとすることも駄目だってことだ。良くしようとしてるつもりはなかった。むしろ今を生きて、今わくわくすることにとにかく邁進しているつもりだった。そうすべきでそれでいいんだと思っていた。

そういえばあまり夢を見なくなっていた。正確には覚えていないということなのだろうけど。それは現実に足がついているからで、むしろいい傾向なのかとさえ思っていた。けれど、余裕がなくなっていたということなのかもしれない。
こんなに「良い」方向へと傾き過ぎていたのに気づかなかった。急に梯子が外されて落っこちたような気分だけど、なのになぜかすごく肩の荷が楽になって驚くしかないという感じ。