SITE MÉTÉORIQUE

隕石の堆積場

色に染まらない者

スピリチュアルに関心のある人々が集うサイトを見つけて、コメントを書き込んだ。その内容は忘れてしまったけれど、翌日それに対して、サイトの運営人から返事があった。当たり障りのない言葉をさらにオブラートに包んだような、歯切れの悪い言葉が並んでいた。


次の日にまた見てみると、予想に反し、私の投稿に対してたくさんのコメントが寄せられていた。その殆どは私のコメントの内容を全否定し、自説をどこか得意げに展開するものだった。
中には、私の文章に文法的に間違っている箇所があると指摘し、それを暗にからかっているような内容もあった。その間違いとは、自分で省みても、教科書的には正しくないかもしれないけれど一般的にはよく見られる表現で、決して馬鹿にされるような間違いではない気がした。
この人はただ私をディスりたいだけなんだ。


そのサイトには美辞麗句が並び、悪の宇宙連合から地球を取り戻し、楽園を作るための、我々は選ばれた戦士なのだというような内容が多かった。仮想の敵を作り出し、戦うヒロイックな我々は素晴らしいと、褒め称え合うことが目的のように見受けられた。
その思想に染まっていない者は、ここではよそ者であり、排除の対象になるということに気づかなかった私が愚かだったのだ。彼らの “美しい” 思想を褒めそやさない限り、門戸は固く閉ざされている。
新しく美しい地球をつくろうという点は共感できたように思ったけれど、そこで足を止めざるをえなかった。私は黙ってタブを閉じて、二度とそのサイトを訪れないことにしようと思った。