自分を愛するということを 誤解していた
愛するということは 厳しくすることだと
厳しく叱責し 尻を叩き 理想という枠に当てはめて
こうと決めた路線から外れないように監視し
努力を強要し 上を目指させて 人と比較してより良くあろうとさせる
それが愛だと思っていた
大切にすることだと思っていた
それは全てあなたのため 愛しているからそうするのだと
それを信じるしかなかった幼かった自分が
知らず知らず受け入れてしまったやり方と全く同じことを
自分に強いていた
認知が歪んでいたから
自分を大切にしようと思えば思うほど 生きることが苦しくなり
もっと自分を愛さなければならない 愛せるようにならなければいけないと
追い詰めることにもなった
私の苦しみは その認知の歪みからやってきた
たったそれだけ
結局は 受け継がされた歪みが全てだったんだ
そんな単純なことだった
その歪みを知って むしろそれと反対のことを意識してする
あまのじゃくになる それでバランスをとる
自分が愛せないなら 愛せない自分こそを愛する