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隕石の堆積場

空気を読まない

新しいドラマを見始めようと思っていたら、ちょうどそのドラマの宣伝番組をやっていた。主演の俳優Jが、同年代の若い脇役たちを四人従えて、その中心に立って挨拶していた。

Jはその役柄に関して熱く語り、そこから人生論や哲学的な内容にまで発展していった。周りの四人の若い青年は少し退屈したような、持て余しているような様子で、先輩の主演俳優には逆らえないと言った風情で突っ立っていた。カメラを抱えたスタッフたちもだんだんに及び腰になっているのが感じ取れた。Jは全く空気を読むこともせず、自分の話したいことをひたすら情熱的に語り続ける。空気を読めないのか、敢えて読もうとしないのか、どっちなんだろう。後者だと信じることにした。

一緒に見ていた誰か(誰なのか覚えていない)が、画面の中の出来事を笑った。彼は何なの、周りは完全に引いてるね。
私は答えた。このアツいところが良いんだよ。炎のように熱いのと、ナイフの刃先に触れたような背筋も凍るような冷たさが、同居してるの。それがかけがえのない魅力なの。私もJに負けないくらい空気を読まずに、彼の魅力について熱弁を振るった。

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Jは実際に熱さと冷ややかさが同居している感じがする。最近特にこの俳優さんの作品を観たわけではないのに、なぜか夢に出てきてくださいました。
人と接するとき、相手にどう思われるかを考えるより、その場において自分が何者でありたいかを考える。そんなことを思う機会があって、それがすぐ夢に反映したみたい。