変わろうとすることは今の状態を否定すること
これじゃ駄目なの?という不安が何もかもを揺るがす
今のままじゃ駄目なの?それが苦しみの源泉
また心に傷をつけて成長しようとするふりをする
これじゃ駄目だから改善しなくちゃと
傷の数だけ前向きになって自分を鼓舞した証だと
納得させるために
感情体は綻びだらけ 光を当てればじんじんと沁みる
生の証のためにリストカットするのにも似ている
自ら心を傷つけて満足している
わたしは誰にも傷つけられていない
自分で罵詈雑言をこれでもかと投げつけたんだ
それならば
傷つけるのをやめなくちゃ自分を大切にしなくちゃ
そうじゃないんだよ
自分を変えようとすればまた同じ罠に嵌まる
変わろうとすることは今の自分を否定すること
変わろうとすればするほど変われない
変わったつもりになっても他の部分で歪みが出る
変われたときは自分の力でそれを起こしたのじゃなく
長い針が刺さるように手の届かない深さまで一撃を喰らったとき
あるいは
何の理由もきっかけもわからないうちに自然にそうなる
気づいたらもう変わっている それを後で知る
そんなふうに起こるものだと思う